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Author:りかこ
月沢李歌子 翻訳家です





























































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わらび座ミュージカル「火の鳥〜鳳凰編」

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実はこの日をかなり楽しみにしていました。多摩でこんな立派な作品を見られるとはなんて素敵。初めて行くパルテノン多摩(多摩センター)は、夜の雨に浮かび上がってなんとも幻想的でした。

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お芝居は、オープニングから圧倒されました。力強いコーラス。平日夜だし、地理的条件もあるしで、空席も目立っていたし、なんといっても子どもが多かったのですが、最初の歌が終わったらすぐに拍手がはいって、これからの2時間、きっといいときが過ごせる、と確信できました。

2度落涙。どちらも碓井涼子さん(速魚)が歌うシーンでした。パク・トンハさん(我王)の歌はショー・スターみたいであまり好みではないように思えたのですが、豊かな表現力の魅力には抗えず、気がつくと猛烈な勢いで拍手していました。戎本みろさん(茜丸)はずっと抑えた演技。ところが、ラストが迫力で、「生とは。死とは」などと一瞬のうちに忙しく頭と心を動かしてしまいました。今泉由香さん(ブチ)はものすごく色っぽくて、観客に子どもが多いのに大丈夫かしら、なんてはらはらしてしまいました、ワタクシ。

四人のカルテット「永遠の四重唱」が本当に素晴らしくて、涙がこぼれました。甲斐正人さんは、やはりいい音楽を作るなあ。

終演後は、残念ながら観客が少ないので割れんばかりの拍手というわけにはいきませんでしたが、それでも感動を役者さんたちに伝えようと、みんなで一生懸命拍手しました。その気持ちが伝わったのでしょう。カーテンコールも何度もあって、本当によかった。

ロビーに役者さんたちが出てきていたので、碓井さんと戎本さんに「よかったです」と伝えると、おふたりとも向こうから手を差し出して握手してくださいました。感激。

わらび座は田沢湖を本拠地とする劇団です。「たざわ湖芸術村」へ行って、わらび座のお芝居を観て、温泉につかって、おいしいもの食べて、なんていう旅をしてみたいな。

Studio Life「カリフォルニア物語」

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銀河劇場でStudio Lifeの「カリフォルニア物語」を観ました。
 
Studio Lifeの舞台に関しては、勝手に母のような視点で見守ってしまうので評価はかなり甘くなっているかもしれません。

今回の「カリフォルニア物語」はStudio Lifeのプロデュース公演。ライフ以外の役者さんも参加しています。この日は、4チームのうちのGrade Crossingチーム。

まず第一印象として、倉田さんの空間作りは依然すばらしいと思いました。シンプルな装置ながらそこが本当にアメリカのストリートだったり、アパートメントだったりに感じさせられるのです。

主役の岩崎大さんは、これまで見たなかで一番の出来だったと思います。原作を読んだことがあるかどうか記憶は定かではないのですが、吉田秋生ワールドを作り出すのにぴったりに配役だったのではないでしょうか。

歌と踊りが始まったときはわくわくしました。わたしはミュージカルが好きなので、それだけでぐぐっとポイント上昇。しかし、最初の何曲かはよかったけれど、全体的にはあまりにも歌が多すぎ。しかも、役者が突っ立ったまま歌うシーンも多く、聞いているのが苦痛にさえ思えるほどでした。ミュージカルはやはり踊ってほしいな。

この公演で、一番、心を揺さぶられたのは及川健さん演じるスウェナが歌い、踊りながらイーヴ(松本慎也)に詰め寄るシーンでした。歌の巧拙ではなく、「ここにこんなにも傷ついた女性がいる」ということを思わせる切ない演技だったと思います。及川さんの舞台は初めて見ましたが、さすが、長いあいだ倉田さんの下で女性の哀しみを演じてきた役者さんだと思いました。

曽世さんはいつものように安定した演技を見せてくれました。同行の友人も「長台詞はやっぱり曽世さんだね」と。外部の役者さんとの共演を楽しんでいるのが感じられたような気がします。「貫禄だ」と思いながら観ていましたが、舞台が終わったあとの素顔をちらりと見かけたら、あいかわらずの色白の美青年。そうか、役作りだったのね、とあらためて感心しました。また、そろそろ曽世さん主役で、じーんと泣ける芝居が観たいなあ。

スタジオライフ以外の役者さんについてはあまりよくわからないので、感想は省略です。

宝塚歌劇雪組公演「君を愛してる--Je t'aime & ミロワール」

いつもお世話になっている方とご一緒させていただきました。宝塚はときどき観ている方で、彩吹真央さんのことは「『ファントム』で歌が抜群にうまかった人」と認識しているらしい。「彼女の歌を楽しみに行くわ」とお誘いしたときに言われました。

待ち合わせ時間より早く着いてしまったのでキャトルレーヴに寄ると、山本史郎先生の『血と砂』がありました。次回花組公演の原作ですね。サトクリフは「今年こそ読破しよう」と毎年思うけれど、「やっぱりローマンブリテン三部作から」とか順番を考えたりしてなかなか手をつけられない。あ、そうか。サトクリフで始めればいいんだ――と思いついたのは、勉強中のケルト神話のこと。昨年は「Illiad」や「Odyssey」を参考にArthur Cotterell編纂の辞典のギリシャ神話の部分をずっと読んできたので、「今年はケルトの部分を」と思っているのですが、馴染みがないせいか、人名さえ読めずに困っていたところだったのです。思わぬところで糸口が見つかってよかった。

というわけで、本日の公演の話。芝居が始まってしばらくして、同行の方はなんと寝てしまいました(笑)。彩吹さんが出てきて「古い客新しい客」を歌うときにはもう爆睡状態。それでなくても少ない彩吹さんの登場場面を見損なってしまうとは不幸なお方。案の定、「起こしてほしかった」とあとで言われましたけれど。

わたしは、素敵なアルガン様に目が釘付け。サーカスの千秋楽にやって来たアルガンが格好をつけてチケットを取り出すところが好きなのですが、今日はこの直後の団長さんの台詞でうるっときてしまいました。自分の夢を叶えるために仲間を捨てて出ていったアルガンに対して、団長さんが「よく来たね」と声をかけるのです。その一言で、アルガンが出て行く前に何があったのかとか、団長さんは彼のことをずっと気にかけていてくれたんだろうなとか、いろいろなことが感じられたのですよ。台詞の力ってすごい。

「彩吹さん、ダンスうまいですね」と同行の方がおっしゃったので、「お芝居もとてもいいんですよ」と答えましたが、まあ、眠っていらしたのだからわからないだろうなあ。しかし、この芝居、2回目になってちょっと耐え難くなってきました。あと何回か見ようと思っていたけれど、やっぱり次(チケット手配済み)で終わりにするかも。
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初の自著です。おもに会社勤めをしながら、翻訳の仕事をしていた10年間について書いています。 あなたもやりたいと思うことをあきらめずにやってみませんか?
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