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Author:りかこ
月沢李歌子 翻訳家です































































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リリパットアーミーII 「夜の姉妹」

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新宿スペース・ゼロで行われたリリパットアーミーIIの公演「夜の姉妹」を見ました。リリパットアーミーIIは大阪を拠点とする劇団だそうですが、今回はStudio Lifeの曽世海児さんが客演しているのです。

芝居は劇団主宰わかぎゑふさんの作・演出による男女完全入替ものです。史実をヒントにしているようで、構成が実にしっかりした脚本でした。曽世さんは舞台となるバーデン公国のマルガレーテ王妃役。暗い秘密と深い悲しみに苛まれながら、みずからの宿命を受け入れようとする凜とした美しさがありました。いや、ほんと、美しかったんですよ〜。舞台上の曽世さんに目が釘付けでした。

公演のあとは、曽世さんと劇団の朝深大介さんのサイン会。同行の友人がプログラムを買ったので、サインをもらう列におしゃべりをしながら一緒に並んでしまいました。

曽世さんは客演をとても楽しんでいらっしゃるご様子。でも、やっぱり、Studio Lifeで主役を演じられるのを、また観たいですね。

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人は人であることで神聖である

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先日、「無名(むみょう)の人――石井筆子の生涯」という記録映画を観ました。

石井筆子は1861年(文久元年)生まれ。フランス留学や宣教師家族との交流などをとおして、早くから開明思想に目覚め、平塚らいてうよりも早く男女平等を唱えたそうです。

1898年「思ひ出つるまヽ」という論考を発表した同年、女子英学塾(現・津田塾大学)創設者、津田梅子とともに米国デンバーで開かれた「万国婦人倶楽部会議」に日本婦人を代表して出席しました。

筆子の生涯は、茨の道でもありました。最初の結婚で3人の娘を授かりましたが、2人を幼くして亡くし、残る長女には知的な障害がありました。病弱の夫とも若くして死別したのです。

後年は、日本で最初の知的障害児の施設・滝乃川学園の創立者である石井亮一氏と出会い、ともに学園の運営と保母の養成に身を捧げました。

知的障害児に対する社会の理解も国の援助もない時代です。精神的にも、財政的にもどれほど大変なことだったでしょう。しかし、苦難にも負けず、深い愛と信念にもとづいて、人間の尊厳というものを静かに、力強く訴えた筆子の生涯に胸を打たれました。


無名の人―石井筆子の生涯― 
(宮崎信恵 監督作品)
あいち国際女性映画祭 観客賞受賞



オフィシャルサイトはこちらです。


お気に召すまま

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シアターコクーンで蜷川オールメールの「お気に召すまま」を観ました。男性が女性を演じるのはStudio Lifeで何度も観ているので、成宮さんのロザリンドも、月川さんのシーリアも、まったく違和感なく受け入れられました。とくに、月川さんは綺麗で、華奢で、女性にしか見えません。ただ、しゃべり方がおばさんぽくて、姉妹のような従姉妹というよりも、お目付役の叔母さん、という感じだったかな(なんてファンの方からは怒られそうですが)。

個人的には、喜劇が始まる以前の前半が実にバランスが良くて、人情味あふれていて好きでした。すべてを捨ててオーランドについて行こうとするアダム、食べ物を奪おうとしたオーランドを温かく迎える元公爵と仲間たち、そして、ジェークイズのあの有名な台詞。アーデンの森に響き渡るその言葉を聞いているうちに、思わず涙がこぼれてきて、自分でもびっくり。あわてて周りを見ると、ほかにも目頭を押さえている人たちが何人もいて、ちょっぴりほっとしました。

前半の素晴らしさ(元公爵役の吉田鋼太郎さん、ジェイクイズ役の高橋洋さん等)に感動して、休憩中に思わずプログラム(2000円)を買ってしまいました。なぜか、布製のバッグがついています。

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後半は男性ながら女性役を演じる成宮さんが、女性ながら男性の振りをするロザリンドを演じるというそれだけでもう笑ってしまうような設定です。黒髪の小栗さんがとても素敵でした。成宮さんはさすがにお疲れなのか、最後のほうは台詞のキレが鈍くなってきていましたが、それでも、力のこもった演技。最後はスタンディングオベーションをもらって、とても嬉しそうでした。わたしも、もちろん、手が痛くなるくらい拍手しましたよ。

本当にすばらしいひとときをもらいました。役者のみなさんに感謝です。

All the World's a Stage,
And all the Men and Women merely Players;
They have their Exits and their Entrances,
And one Man in his Time plays many Parts...

Act II Scene 7 "As You Like It" by Shakespeare

映画「私のちいさなピアニスト」

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映画「私のちいさなピアニスト」の試写会に行ってきました。

いやあ、これでもかというくらい泣きました。自室でひとりで観ているときのように、人目をはばからずにおいおい泣きたいところだったのですが、やはり人目は気になり、涙をこらえようとすればするほど、嗚咽が漏れたり、体が震えたりと、自分がコントロールできなくて本当に困りました。

最初は、ピアノ教師の女性ジスが周囲を見返したいという自己中心的な名誉欲のためにキョンミンにピアノを教え込もうとしているようで、とても痛々しかったのです。ジスのヒステリックなところも気になりました。

でも、ジスのそういう身勝手な気持ちも、やがて本物の愛情に変わっていきます。キョンミンのためにある決意をした場面は、本当に切なくて、切なくて……。キョンミンのためにも、ジスのためにも、本当はどちらがよかったのかはわからないのだと思います。でも、そのときのジスには、それしか選択肢がなかったのでしょう。

「韓国クラシック界の貴公子」と呼ばれているらしい、ジュリアス=ジョンウォン・キムが演奏するラフマニノフの「ピアノ協奏曲第2番」は圧巻でした。涙がもう止まらないのです。思わず、映画のなかの観客と一緒に「ブラボー!」と言いながら、起ち上がりそうになりました。

久しぶりにいい映画を観たなあ。

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仕事も勉強も遊びもあきらめない! 夢をかなえる時間術。

初の自著です。おもに会社勤めをしながら、翻訳の仕事をしていた10年間について書いています。 あなたもやりたいと思うことをあきらめずにやってみませんか?
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